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沿革

「慈昭館」について

 日本福祉大学付属図書館は、別呼称「慈昭館」とも言います。
 1965年、学園創立10周年記念事業の一環として、名古屋市杁中の地において新図書館(慈昭館)が建設されました。図書館建設にあたっては、「交通事故死されたご子息の供養のため」に、小川宗一氏(太平洋工業社長)ご夫妻が寄せられた寄付金が基金となりました。大学は、教職員、在学生とその父母、卒業生をはじめ、広く市民にも「社会福祉の専門図書館」建設への協力を呼びかけ、総工費5,000万円で鉄筋3階建ての新図書館建設が実現。新図書館は、小川氏のご令息昭夫氏の名に因んで「慈昭館」と名付けられました。小川氏ご夫妻からは、その後も継続して図書購入や学習研究の奨励のための寄付が寄せられました。
 そして1983年、美浜キャンパスへの大学総合移転に伴い、付属図書館として「慈昭館」の名を継承しました。

大学のあゆみと図書館のあゆみ

沿革
図書館のあゆみ
1953年4月  中部社会事業短期大学開学とともに附属図書館として発足(蔵書1万冊)。初代館長は、鈴木修学学長が兼務。
1957年7月 日本福祉大学への改組に伴い、日本福祉大学附属図書館となる。
1959年9月 伊勢湾台風により、1,600冊が浸水被害。
1963年 創立10周年記念事業として図書館建設計画が具体化。
1964年11月 図書館新築完成(杁中校地旧図書館)。
1965年4月 図書館「慈昭館」竣工開館。同時に一般公開開始。
1980年 愛知県知多郡美浜町へ大学総合移転計画が決定。新図書館計画が具体化。
1983年4月 美浜町へ移転。新付属図書館開館(蔵書22万冊)。「慈昭館」の名を継承する。
1986年11月 地域の文化発展に寄与するため、加太こうじ先生を審査委員長として、第1回紙芝居コンクールを図書館主催で開催。
1988年 創立35周年記念事業の一環として図書館増築工事着工。
1989年5月 図書館増築部分開館。AVホール完成。
1992年 オンライン図書目録検索サービス(OPAC)開始。蔵書40万冊。
1994年11月 第9回紙芝居コンクール開催(第9回をもって終了)。
1995年4月 愛知県半田市に情報社会科学部新設に伴い、半田キャンパスに図書館半田分館開館。
1997年 図書館ホームページ開設。図書目録検索システムWeb対応。
1999年4月 サテライト・キャンパス名古屋における大学院設置に伴い、図書館名古屋分室を開室。
2001年4月 日本福祉大学通信教育部を開設。通信生への図書郵送等の遠隔利用サービス開始。
2002年8月 近隣中学校・高等学校の「総合的学習」(職場体験学習)受け入れ開始。
2003年4月 創立50周年記念事業の一環として名古屋新キャンパス開設。名古屋分室を名古屋分館と改称(蔵書50万冊)。
2008年 本学付属図書館が中学生等の職場体験受け入れへの取り組みに対し、愛知県の「あいち・出会いと体験の道場」応援団として認定を受ける。
2010年3月 美浜町図書館と本学付属図書館とで相互協力に関する協定を締結。
2010年8月 夏季休暇における地域の高校生への施設開放を開始(美浜本館)。
2013年3月 学修工房、AVホール・プレゼン練習ひろばリニューアル。
2013年8月 第1電動書架室を全面電動書架化。
2014年4月 図書館美浜本館を全面改装。3つのゾーン(アクティブゾーン・クワイエットゾーン・サイレントゾーン)に区分。ラーニングコモンズ・学修工房、リフレッシュルームオープン。
2015年2月 図書館ホームページリニューアル。
2015年4月 東海キャンパス開設(看護学部新設)とともに、図書館東海分館開館。
2017年4月 美浜キャンパスにスポーツ科学部を新設。